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トップページ > 外反母趾になったら > 外反母趾が悪化すると?

一般的に「外反母趾」だと気付くときは、大体足の親指の付け根が「痛み出した」時がほとんどのようです。
しかし「痛み出した」段階での「外反母趾」は「既に進行している」ものですので、ここで慌てて靴を改善しても、進行しつつある「変形」は止まりません。
もしそれらに、まったく気付かずに過ごしてしまったらどうなってしまうのでしょうか?

「外反母趾の悪化」のある人の場合の経緯。

女性に多い「外反母趾」ですが、実際にこの症状が「骨の変形を起こすもの」だと理解している人は少ないのが現状です。
ただ単に「足の親指の付け根がハイヒールのせいで出っ張った」だけだと思っていることが多く、一旦痛みから「外反母趾」に気付いても、ただ「ハイヒールをやめた」だけで大丈夫、と勘違いしていることも…。

・ある女性Aさんの場合

20代でOLをしていたことから毎日仕事ではスーツと「ハイヒール」。
当時から足に違和感があり、既に「外反母趾ぎみ」だという自覚はありました。
しかし仕事を辞めて、「ハイヒールを履かなくなった」ことで痛みが和らいだため、そこですっかり「外反母趾」については忘れてしまい…。
夏には「サンダル」を履いたり「ミュール」でお洒落していたのですが、痛みを伴わず徐々に「外反母趾」は進行。
知らない間に足の裏には「ウオノメ」ができていたのです。
この段階で既に「外反母趾」によって足裏の一部だけに負荷がかかりすぎていることが分かるのですが、本人は「なんでウオノメができるのかな?」と思う程度でやり過ごしてしまいます。
そんな中、突然起きたのが「突発的な腰痛」。
この腰痛は「外反母趾による無理な歩き方で体のバランスを崩したことで引き起こされたもの」でした。
さらに健康のためにとウオーキングしていたことも裏目にでて、バランスの崩れた状態で膝にも痛みが生じだしたのです。
極めつけは久々にフォーマルな席に出たとき履いた「ハイヒール」。
悪化した「外反母趾」が「ハイヒール」で脱臼を起こすことに…。

「外反母趾」を甘く見てはいけない。

このように痛みを発症した段階で既に「変形が始まっている」のが「外反母趾」なのです。
これをあまり重く考えない方が多いため、知らない間に悪化してしまい、腰痛や脱臼だけではなく、歩行困難になることでさらに重篤な病気につながっていくことさえあるのが「外反母趾」。
できるだけ早い段階で気付き、適切に手を打っていくことが肝心なのです。