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トップページ > 外反母趾の治療 > 外反母趾の治療とは

もし「外反母趾」になっってしまったら、適切に治療を行わなくてはいけません。
意外に多いのが「外反母趾」は単に足の親指の付け根がハイヒールに当たったことで痛くなっただけ、と勘違いしていること。
しかしこの部分に「痛み」が発生した段階で、「変形」が始まっていることを知っておかなくてはいけません。
ここでは「外反母趾」になってしまったらどういった治療を行っていくのか、ということについて解説していきます。

「外反母趾」の治療

「外反母趾」になってしまった場合の治療は「保存療法」というものと「手術療法」の2つに大きく分けられます。
保存療法とは今の状態を「矯正」するなどの方法で、手術療法は変形したところを「手術」することによって改善していく方法です。

①保存療法
・アーチサポート療法
足の裏に当たるインソールを用いて、足のアーチをうまく作れるようにサポートしていく療法です。
インソールを使うことにより、足裏が平べったくなってアーチが崩れいている状態を矯正していくと、「外反母趾」のリスクが軽減していきます。
これは症状によって異なるインソールを用いることができるため、とても効果的です。 
インソール(足底板)の作成は足を拙稿やスポンジでかたどり、足のアーチを作るように凹凸をつけて成型していきます。
素材も人によっては矯正するところが当たると痛む場合もありますので、素材を場所によって変えるなど工夫されているのです。

・その他の装具で矯正していく療法
最近では足指を矯正するようなかたちの靴下やサポーターの類のものもたくさん出回っています。
そういったものでサポートすることで保存する療法なのですが、この場合は足指の状態を著しく改善できることはないようです。

②手術療法
保存療法を駆使しても症状が改善しない場合には、やはり足指や足指の関節部分などの「変形」を根本的に改善するために「手術」を行う必要が出てくることも。
手術の方式は今では100種類を超えるパターンがあるといわれています。
外反母趾の手術は18世紀の終わりごろから行われ、さまざまなパターンが存在することからこれだけ多くのパターンの手術が行われている、ということなのです。
手術にかかる時間は1時間から2時間程度、入院は一般的に4~5日くらいです。
術後は軟部組織が安定してくるまであまり動かさないようにします。