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トップページ > 外反母趾とは > 外反母趾ってなに?

女性に多いのはどうして?

「外反母趾」に悩む人が「女性が多い」ことから、どうしても女性がなる症状と考えられがちですが、女性でなくても症状が出ることはあります。
しかし「女性のほうが多い」ということにも訳があるのですが、これは「ハイヒールを履くから」といった短絡的なものではありません。
実際「外反母趾」にいたるには、まずその方の足そのものの筋力や能力が低下してしまうことが起因しており、その上で靴などの「二次的な要素」が加わることから発症するものだからです。
ただこのことからやはり「女性のほうが筋力がない、筋肉が発達していない」ということや、昨今の欧米化した日常生活のなかで、だんだん「足指を使わなくなってきた」ことも大きく影響していると言えます。
こういった要因を総合すると、「女性のほうが原因要素が多い」ということになります。

「外反母趾」の状態の変化

①初期の状態 ~痛くなくても外反母趾になっているかも?~
「外反母趾」になりかけている状態の時には、あまり「痛み」などの自覚症状がない場合も多いようです。
自分が自覚していない状態でも、足に合わない靴、すなわち「ハイヒール」「パンプス」などを履き続けることで症状がでてくるものなのです。
「変形」を起こしかけている状態でやや痛みを感じる場合は、合わない靴を履かなくなることで痛みそのものは和らぎますが、「変形」が改善することはありません。

②中期の状態 ~靴を替えても症状が進行する~
「変形」を起こした段階で既にやや「痛み」を伴っている「外反母趾」は、合わない靴を改善することで痛みだけは緩和されることもあります。
しかし実は「靴を替えても変形は進行してしまう」という厄介なもの。
変形した足で無理な歩き方をすることで、さらに膝や関節など別の場所まで傷めてしまうこともあるのです。
さらに靴を替えて痛みが治まったと放置していると、時間が経った後に変形が進行し、痛みを再発してしまうことも…。

③悪化した状態 ~親指以外も曲がり、伸ばせない状態に~
「外反母趾」がさらに悪化してしまうと、他の指も同じように外側に向いて曲がった状態になり、脱臼してしまうこともあります。
他にも「偏平足」「開帳足」などを引き起こし、痛みを伴う場所が足の裏や小指にまで広がっていきます。
最終的には靴を履かずに歩くのも困難な状態に。
この程度まで悪化してしまうと「手術」をすることになりますが、手術したからと言ってもとの健康な足に戻れる保証もなくなってしまうのです。